大学進学・・・

3年になり、いよいよ大学進学を考えるようになって、数学にするか物理にするか決めなければならなくなりました。

その当時、一番得意だったものは数学でした。でも、得意だけれど自分は数学に対して”夢”とか”ロマン”のようなものを感じることが出来ませんでした。

一方物理は、確かに好きでしたが、なかなか点数がとれないという状況でした。でも、物理には”夢”とか”ロマン”が感じられました。

さんざん悩んだあげく、大学でより深い勉強をするなら”夢”とか”ロマン”を追いかけた方がおもしろいだろうと考えて、大学では物理を勉強しようと決めました。

大学で物理をしっかりやるためには理学部に進まなければならず、かといって、どの大学でもよいという気持ちになかなかなれず、筑波大学に行きたいという気持ちしかありませんでした。それは、大学の近くに高エネルギー物理学研究所があるからでした。近くにいれば見学なども何かと便利だろうと考えたからです。

しかし、勉強の甲斐なく共通一次試験で英語と国語で失敗し、思った点数がとれませんでした。筑波をあきらめどの大学にするか迷っていたところ、担任の先生から千葉大学理学部を勧められました。でもやっとこボーダーにとどくあたりで、両親が絶対に浪人はだめだということだったので、安全圏ということで、群馬大学教育学部の高校教員養成課程に決めました。このときは一所懸命勉強してどこかの大学の大学院にでも進学しようと思ってました。