第二回ガンガバル踏査隊の記録

ガンガバル湖からハラムクを望む(42KByte)
1985年7〜8月
インド・カシミール踏査記録
ごあいさつ
一年半の計画・準備を重ねて今回挙行いたしました、カシミールのトレッキングは、数々の成果をおさめ無事に終えることが出来ました。私たちのトレッキングに御協力・御支援を賜りました皆様方に隊員一同心より感謝申し上げるとともに、このトレッキングの報告をさせて頂きます。
ガンガバル紀行
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私達のトレッキング隊は,湖の都スリナガールを起点として,ソナマルグまでバスで入り,そこからポニー(馬)に荷物を積み,ニチナイ峠−ビシャン・サール(湖)−ガンガバル湖 − モントリー−バンデイプラと歩き,再びバスでスリナガールにもどるというコースを巡ってまいりました。途中,出逢った数々の湖たち,山,人々は私達に多くの夢と感動を与え,当初の目的としていた「未知なるものの探求」「次の山選び」「交流」についても,かなりの成果をあげることができたと確信しております。 |
トレッキングルート概念図(125KByte)へ |
緑多きカシミール
見知らぬ土地で,私たちは,自分達の目で確かめ,自分達なりに学び,現地の人々とも親交を深めてまいりました。トレッキング前半、インドペースで事が運ばれそうになったときには隊員一丸となって我々のペースに引き戻したり,キャンプ3日目には盗人に遭遇したり,標高3700mの湖にオタマジャクシを発見したり,人種の違いを越えて隊員と馬方とが兄弟になったり,また私達の隊にドクターがいる事を伝え聞いてキャンプに訪ねてきた牧畜人達と交流したりなど,数多くの新鮮な出逢いがそこにはありました。
行動日程
7/27 |
成田発 |
28 |
ニューデリー着→スリナガール |
29 |
スリナガール滞在 |
30 |
スリナガール→ソナマルグ |
31 |
Sonamarg出発 トレッキング開始 |
8/1 |
NtchinaiPass・・・Vishan Sar |
2 |
Vishan Sar滞在 |
3 |
Vishan Sar・・・Gad Sar |
4 |
Gad Sar・・・Mengandob |
5 |
Mengandob・・・Gangabal Lake |
6 |
Gangabal Lake滞在 |
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8/7 |
Gangabal Lake滞在 |
8 |
Gangabal Lake・・・Loolgul Lake |
9 |
Loolgul Lake・・・Montry |
10 |
Montry・・・Bandipur |
11 |
Bandipur滞在 |
12 |
Bandipur→Srinagar |
13 |
Srinagar滞在 |
14 |
Srinagar→New Delhi |
15 |
New Delhi→Agra→New Delhi |
16 |
New Delhi出発 |
17 |
成田着 |
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隊の構成
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氏名 |
係分担 |
所属 |
1 |
大澤 清 |
隊長・総務・渉外 |
前橋工業高校 |
2 |
青木勝明 |
医療・装備 |
自営 |
3 |
井田宏一 |
装備・食料 |
館林高校 |
4 |
松村昌夫 |
総務・食料 |
日本電信電話(株) |
5 |
金井康博 |
食料・記録 |
高崎市立女子高 |
(6) |
安田素彦 |
会計・渉外 |
太田高校 |
安田素彦隊員は腎臓結石により、出発を目前にして断念しました。